茄子の原産地はインド。
8世紀ごろ日本に伝来しました。
そんな茄子の栄養素や効果など、ナスに関するお話です。
目次
茄子
茄子に含まれる栄養成分
茄子にはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか?
なすびは濃い紫色が特徴的です。
その紫色は、ナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種であるアントシアン系の色素になります。
茄子はほとんどが水分です。
その量約90%。
栄養素的にはビタミンB群、ビタミンC、カリウム、鉄、カルシウム、食物繊維など幅広く含んでいます。
ただし、他の食材に比べて含有量は少ないです。
茄子を食べることで得られるであろう効果
なすを食べると、含まれているナスニンに強い抗酸化作用、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える作用、コレステロールの吸収を抑える作用があります。
そして体を冷やす作用もあります。
「秋ナスは嫁に食わすな」という諺がありますが、「秋ナスは美味しくてもったいないから嫁に食わせるな」という解釈の他に、「身体を冷やすので赤ちゃんを産む嫁には食べさせるな」という配慮からくる解釈があります。
逆をいえば、体が火照りやすい夏場にさ、っぱりとした味付けの茄子を食べるといいですね。
茄子のカロリー
茄子は100gあたり22kcal。
Sサイズ1個で16kcalくらいです。
基本的にほとんどが水分。
食べ過ぎても太る心配はないでしょう。
茄子そのものにはそんなに栄養価が含まれていませんが、ダイエット食に向いているかも。
旬の季節には、食卓に取り入れたい野菜です。
茄子の選び方
へたの切り口が新しく、ガク部分のトゲが鋭くとがっているものほど新鮮です。
反対に、表面に傷があったり、ハリがなく、しなびたものは新鮮ではありません。
買うのは避けましょう。
表面はなめらかでキズがなく、ツヤ・ハリのある茄子は、新鮮で甘みが感じられます。
また水分が多い野菜です。
手で持って、ずっしり重みを感じるのもを選びましょう。
茄子の保存の仕方
基本的には冷蔵庫保存で、水分が飛ばないように1個ずつラップで包みましょう。
ただし、冷やしすぎは良くありません。
野菜室で保存するのが好ましいです。
冷蔵庫で保存するのが普通と思っている方いますが、ビニール袋か新聞紙に包むと常温で保存できます。
ただ暑い夏場や湿気が多い時期はあまり向きません。
冷凍保存する際には、5mm程度の薄切りにして、フリーザーバッグ等に入れて保存しましょう。
スーパーでの茄子の値段
茄子は夏が旬なので、夏場は比較的値段が安く、1袋3本入りで150円ほどです。
でも旬以外の季節は、1袋300円近くします。
時期によって値段が左右される野菜です。
1年中流通していて、いつでも食べられますが、値段や美味しさを考えるとやはり旬の時期がいいですよね。
なすのおいしい時期
なすの旬は6月から8月ごろ。
多く流通するのは5月から9月です。
流通する時期によって産地が異なります。
3~6月の頃は九州や四国産が多く出回り、7月から秋口までは関東や東海地産が多いです。
茄子を使った簡単料理
茄子は淡白な味なので、どのような料理にも合います。
簡単料理なら焼きナスです。
特に食欲が落ちた夏には焼きナスはとても美味しく、食欲をそそります。
ポン酢やネギ、生姜と合わせてさっぱりと食べてみてください。
その他、煮びたしや揚げなす、南蛮漬けなどにしてもおいしいですよ。
油をよく吸うので、カロリーが気になる方は焼いたり煮たりした方が良いですね。