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坂ノ途中の野菜宅配ってどんな野菜が届くの?実際に購入したリアルな記録

コンビニ弁当やファースト、カップラーメンばかり食べ、野菜不足が心配な管理人が今回選んだのは「坂ノ途中」です。

坂ノ途中は、環境にも健康にも優しい手作り野菜を届けてくれる野菜宅配サービスになります。

いったいどんな野菜が届くのでしょうか?

実際に購入し調理し食べたリアルな感想です。野菜宅配を考えている方は参考にしてください。

坂ノ途中ってどんな野菜宅配会社

まず、坂ノ途中ってどんな野菜宅配会社なのでしょう?

坂ノ途中は2009年設立。新しい会社のようですが、実は10年も続いているのです。

ただ野菜宅配会社と言えば、オイシックスや生協関連の会社を思い浮かべる方が多いでしょう。ぶっちゃけ坂ノ途中が頭に浮かぶ人は少ないと思います。

でも、最近ではメディアに取り上げられることが増え、認知度も上昇。私も新聞を見て詳しく知るようになりました。


(2019年9月27日日経MJ新聞より)

坂ノ途中は、西日本を中心に約200軒の新規就農者さんと契約しています。なぜ、新規就農者なのでしょうか?

農業をする人が年々減っていく一方で、農業を始める人も少しづつ増えてますが、最初は収入が安定せず辞めていく人が多いという現実があります。それを収益面で支えているのが坂ノ途中です。

坂ノ途中の小野社長が目指すものは「百年先も続く農業」。新しく農業を始めても続けられなければ、いずれ農業は衰退していきますからね。

ただ新規就農者さんで品質は大丈夫なの?という素朴な疑問も湧いてきますが、小野社長は「腹をくくって栽培方法などを勉強し、既存の農家よりも高品質の野菜を作る人は多い」とキッパリ言い切ります。

そう断言するところも食べてみたいと思える理由のひとつです。


(2019年5月16日日経新聞より)

坂ノ途中は通販だけではありません。京都市内の九条大宮で坂ノ途中soilという八百屋さんもやっていますし、大丸京都店・伊勢丹新宿店・無印良品銀座でも販売されています。

また、2020年には飲食店「OyOy(おいおい)」がオープン。さらに2020年オリンピックが開かれる東京都内にオーガニック食材店を開く予定です。

それ以外にも、坂ノ途中の活動に賛同された多数の飲食店・レストランにも卸売されています。

料理人や販売店に支持されている点は、購入する側からすれば大きなポイントですよね。

坂ノ途中が販売する野菜は有機野菜なの?

坂ノ途中の野菜は、新規就農者が手間隙かけて作ったもの、ということですが、有機野菜なのでしょうか?

坂ノ途中の野菜は、「栽培期間中、化学合成農薬・化学肥料不使用のもの」です。ただし、有機JAS認証を取得していないケースが多く、厳密には有機野菜とは名乗れません。

というのも、有機JAS認証を取得していないと有機野菜と名乗れないのです。

新しく始める農家さんにとって、手間や費用の掛かる有機JAS認証はなかなか取得しづらいものになっていますからね。

坂ノ途中の野菜を購入

坂ノ途中の野菜の購入方法ですが、上記で紹介した実店舗の他にネットショップでも購入可能です。

ラインナップ的には、旬のお野菜セットの定期宅配・1回のお届け・お試しと大きくこの3種類に分かれます。

まずは、お値段も980円とお手頃なお試しから入るのが良いでしょう。実際私も最初、お試しを購入しました。それではお試しでどういった野菜が届いたのかお伝えします。

坂ノ途中のお試しセット

坂ノ途中の野菜お試しセットは、坂ノ途中のホームページから簡単に注文できます。価格は、980円+消費税8%の78円を合わせた1,058円。初回の送料は無料です。

土日祝の連休マタギでしたが、注文してから4,5日で届きました。運送屋さんはヤマト運輸。日にちの指定はもちろん時間指定も可能です。

新聞がかぶせてあって、各種パンフレットが入っています。

その中に「野菜の説明書」として、生産者と野菜の説明、おすすめの食べ方が書いていて、すごく助かりますし安心感がありますね。

箱を開けると袋に入っているもの、そうでないものに分けられて梱包されています。野菜に適した包装の仕方なのでしょうね。

袋から出して、テーブルに並べてみるとこんな感じです。すごく新鮮な野菜というのがよくわかります。それでは個別にひとつづつご紹介していきましょう。

さつまいも(紅はるか)。泥を落とすとキレイな赤紫色をしていました。これは鹿児島県伊佐市の農家さんが作ったものです。

安納芋のように甘く栗のようにホクホクということだったので、さつまいもご飯にしてみました。ホント甘くてホクホクでした。

次に冷蔵庫にベーコンが余っていたので、さつまいもとベーコンの炒め物を作ってみました。甘じょっぱい味がたまりません。

続いては形のいい玉ねぎ。これは兵庫県南あわじ市で作られたものです。

程よい大きさだったので玉ねぎステーキにしてみました。見た目ゴージャスなのにヘルシー。ダイエット中にはうれしいメニューです。

サラダもいっとこ、ということで玉ねぎとトマトとベリーリーフの胡麻ポン酢サラダ。ちょっと分厚く切りすぎて、ちょっと苦かった。

ちょっとボリュームが欲しいなと思い、玉ねぎとベーコンのケチャップ炒めを作ってみました。これは我ながらうまかった。で、食べ過ぎました。

上の料理の集合写真です。お昼ごはんには丁度よい量でした。

次の野菜は小松菜。島根県安来市産です。万能食材ですからね。それにしても良い色してる。

まずは小松菜とウィンナーのニンニクピリ辛炒め。ニンニクにピリ辛。ご飯が進まないわけがありません。

それから明太子をもらったので小松菜の明太子炒めにしてみました。お弁当にもいいかもね。

あとは小松菜と厚揚げのみそ炒め。厚揚げの香ばしさと、味噌の香りが食欲をそそります。

次の野菜はレンコン。なかなか自分から積極的に買うことのない野菜です。このレンコンは石川県津幡市で作られたものになります。

やっぱ煮物かなと、れんこん・にんじん・こんにゃく・鶏肉の煮物を作ってみました。このレンコン、食感がすごく良いですね。もちもちでした。

それから明太子がまだ余っていたので、れんこんの明太子マヨネーズ和えを作ってみました。明太子の辛さにレンコンが合います。簡単にできる料理なのに、すごくおいしかったです。

次の野菜は人参。この人参は高知県香美市産です。

まずはレンジで簡単、ニンジンのツナゴマ和え。人参の優しい甘み、そしてツナとゴマの旨みが口いっぱいに広がって、ごはん2杯はいけますね。

そして、にんじんチーズガレット。にんじんととろけるキーズをお好みみたいにフライパンで焼いただけ。おやつにもいけそう。

ピーラーで皮をむいてササっとできるニンジンの塩きんぴら。見た感じも何となくおしゃれ。ニンジンのおいしさがよくわかる一品です。

これも、上記で紹介した坂ノ途中の野菜をふんだんに使ったヘルシーなごはん。新鮮でおいしいからモリモリいけちゃいます。

最後に京丹波町産のハタケシメジ。

しめじとえのきの和え物を作りました。香り高く、歯ごたえ抜群。これもまたご飯がすすむ一品です。

ちょっとパワフルな晩ごはん。ヘルシーだけではなく、ボリューム感あるお料理にも坂ノ途中の野菜は活躍します。

このように980円のお試しセットでも色々な料理が楽しめ、大満足です。

坂ノ途中野菜宅配の都度買い

お試しの野菜がなくなったところで、もう一度食べたくなって都度買い1回分買いをしました。定期購入の解約率が、たった5%というのもうなずけます。やっぱりもうちょっと使ってみたくなりますもん。

今回注文したのは、旬のお野菜セット(M)。3,400円+消費税272円+配送料637円=4,309円でした。

こちらがお野菜説明書。坂ノ途中が年間に取り扱う野菜の種類は、実に年間で400種類です。旬の野菜を届けてくれます。

兵庫県南あわじ市産のブロッコリー。

焼うどんにブロッコリーとしろ菜。ちょっと面白い組み合わせで。

特大エリンギ。こちらは鳥取県八頭町で作られたかなり大きなエリンギです。

ブロッコリー&エリンギ&鮭のマスタードマヨネー炒めを作ってみました。

続いての野菜は奈良県明日香村のしろ菜。結球しない白菜の一種です。

しろ菜は鶏肉と玉ねぎを合わせてピリ辛炒めに。これはご飯が進みすぎるー。

次に南あわじ市産の赤玉ねぎ。ちょっと辛みが強いです。

なので、親子丼にしてみました。

続きまして和歌山県紀の川市産の黄色いパプリカ。美しい黄色で、かなり肉厚。

久しぶりにガッツリいきたかったので、パプリカ入りポークチャップを作りました。おいしすぎる。

次にひらきなめこ。奈良県十津川村で作られたものです。傘が開くまで熟成させて収穫しているので旨みたっぷり。

定番のなめこ汁。

なめこおろし

なめこ漬け。なめこ尽くし。堪能できました。

次に滋賀県甲賀市産さつまいも(シルクスイート)。

味噌汁にしました。甘くて美味しかったです。

サラダにしてもいけます。黒コショウが甘さを引き立てる感じでかなりいけました。

北海道上富良野町産の人参。

にんじんのグラッセ。添え物ではなく、メインにもなりうる存在感。おいしいです。

脇役になってしまっていますが、サバ缶大根と

おでんに。色味的にも味的にもしっかり存在感を出してくれました。

京都市で作られたフリルレタス。これはそのままサラダに。新鮮シャキシャキ。

あとですね、スーパーでは売ってないような野菜も届きます。

山口県下関市で作られた黒キャベツ(カーボロネロ)。丸くならないキャベツで、初めて見ました。

で、見てください。このワニの背中ようながっちりした表面。

裏面は防水仕様。おそらく食物繊維がびっしり詰まっているんでしょうね。まさに、未知の植物です。

食べてみるとちょっと噛み切りにくいですが、癖はなくほのかにキャベツの味。かなりいけてます。

続いては紫ダイコン。長野県佐久穂町で作られたものです。

断面はご覧のようにキレイな模様。

紫ダイコンの甘酢漬けにしてみました。辛みもなく絶品。

時間が経つとこんな感じで赤紫に染まります。

生でも全然大丈夫だったので、フリルレタスと合体させてサラダブーケを作ってみました。インスタ映えしそう。

続いて奈良県宇陀市産のマスタードレッド。マスタードレッド?聞いたこともありませんでした。このも初遭遇。未知の食べ物です。紫っぽい色をしています。

湯通ししてから、ツナと合わせてマスタード炒めにしました。湯通しすると紫がだいぶ抜けたようで、きれいな緑色に。

鍋に残ったお湯はこんな感じ。何かのカクテルのようでした。

というように坂ノ途中の野菜は年間400種類も扱っているので、普段スーパーで見かけない野菜も届きます。

何が届くんやろう!という楽しみがあるのも坂ノ途中の野菜宅配の特徴ですね。

まとめ

野菜の宅配はいろいろありますが、坂ノ途中の良さは新規就農者を支援するという姿勢とそれに応える農家さんの頑張りが目に見えて、味覚でも確認できるところですね。

そして、旬の一番おいしい野菜が旬な時期に届き、ちょっと変わった野菜にワクワクし食べること作ることが楽しくなりますしね。

こんな感じで坂ノ途中の野菜は、メインとしても活用できますよ。野菜が足りてない方は、一度お試しコースから始めてみてはどうでしょう。

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